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2019/10/30

髪にとってストレスは怖い

若年性脱毛症の原因について諸説が入り混じっている。言い換えれば、ハゲの研究に真剣に取り組んでいる研究者が少ないことでもある。

それにしても若くして薄髪になった人は惨めな気持ちで日々、悩み、小心翼翼として、うつむき加減で歩くことになる。

では、実際に自分の頭髪がかなり薄くなったり、なくなってしまった原因をご本人はどう考えているのだろうか。

ここに面白い調査がある。それによると

1、ストレス

2、遺伝

という結果が出ている。

これは某カツラ・メーカーが調査したもので、もちろん若ハゲの人を対象にしたものである。

そこで、まずストレス説から検討してみたい。ストレスはいうまでもなく生命反応の一つで、生体に精神的緊張、寒冷、外傷などの刺激が加わった時に起こる反応である。

誰もがよく知っているようにストレスによる胃潰瘍や十二指腸潰瘍、心臓病など、人体のあらゆる部分といってよいほど、かかわりあっている。特別に頭髪に限ったことではない。ストレス、ストレスと叫ぶのも、これ自体、現代病といえるかもしれない。

しかし、ストレス説で、引き合いに出される話に高崎山の猿や多摩動物園のライオンの例がある。

高崎山の猿は全国的に有名だが、各地にある動物園のボス猿が政権交替が行われると頭髪(?)が薄くなるという。

これは政権交替の一時期、新しいボスと古いボスの間にかなりの確執がある。その時のストレスは人間では考えられない強烈なものだそうだ。

権威の座を追われた失意とストレスに悩まされ、ついには丸坊主になってしまった例もあるという。

多摩動物園のジローの場合もそうだ。ライオンの群の王者として君臨していたジローは、ある時期、新しい王者に道にゆずった。その後、ジローのたて髪が抜けはじめ、ついにはたて髪を失ったという話は有名だ。

動物でさえ、こうなのだから「万物の霊長」たる人間はストレスには極度に弱そうだ。

現代社会は科学が進歩し、技術革新、機械化で呼び出し電話で管理される営業マンたちはかなりのストレスを感じている。もちろん、あらゆる人間社会にストレスは充満している。その上、遊び盛りの子供時代から競争社会に放り込まれる。現代はいたいけな幼児期から精神的緊張を強いられている。

こうした時代的背景を象徴するかのように、様々な今までに見られなかった病気の発症がみられる。心因性の内臓疾患だ。極端なストレスは内分泌腺に作用し、血液の流れに多大な影響を与える。

 

【職場のストレスが若ハゲになる】

そういえば、NASA(米航空宇宙局)がまだ、予備実験で安全性確認のために、さまざまな動物を試乗させた時期があった。

まず、バッタを乗せたが、地上に帰ってきたバッタは元気よくピョンピョン跳ねていたという。

次にはハツカネズミ、ラット、ウサギ、犬、猿と実験は次第に高等動物へと移っていった。それぞれ生体反応の違いはあっても、さして気にするものではなかった。最後に人間にもっとも近いといわれるチンパンジーを10匹乗せて宇宙旅行に出発させたところ、帰還したチンパンジーの半数は死んでいた。

NASAは徹底的にその原因を究明した。

解剖の結果、その死因は胃潰瘍と診断された。どのチンパンジーの胃にも大きな潰瘍ができ、穴が空いていた。極度の緊張と恐怖によるものであることはほぼ間違いない。

まあ、このように人間に近いチンパンジーはまともに心因性の疾患にかかってしまったわけである。

その他、ルイ16世の妻、マリーアントワネットはフランス革命でとわられの身となり牢獄につながれ、いつギロチン台に引き出されるかという恐怖から一夜の中に白髪になったという話も有名だ。

このように極度のストレスは人体に大きな影響を与えることは医学的にもよく知られるところだ。

一昔前までの若ハゲといえば、早い人22歳、平均発症年齢は24.5歳であった。ところが、この10年来の統計を見ると10歳代にまで年齢が下ってきたという。

注目すべきは小学校上級で早くも発症、大学に入学する頃にはすっかり髪の毛を失っている者もいるそうだ。

どうも慢性的ストレス、あるいは極度のストレスは交感神経の働きが、ひどく鋭くなり、毛乳頭に栄養を補給する毛細血管の流れを悪くし、毛髪の栄養失調を招くようである。

また、極度なストレスは内分泌の異常にも微妙にかかわり、この中でも毛髪に関係する考えられているのは副腎皮質から分泌される糖質コルチコイド、電解質マルチコイドと女性ホルモンであるが、その他にも下垂体、甲状腺も毛髪に作用するらしい。これらの内分泌腺は頭髪の脱毛を促す働きをするものと考えられている。

つまり、頭髪を薄くするホルモン作用が極度なストレスによって活発になり、年齢より早くハゲになると考えられる。

前にも述べたように、世の中、すべて機械化という時代、人間が機械を使う時代から、機械が人間を使う時代になった。

それだけ人間関係も複雑になり、神経をすり減らす度合いも増えた。

幼児期からの競争社会が大人になって、なお熾烈さを増幅させる。世の中のビジネスマンの誰もがかなりのストレスと戦っている。

 

 

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参考書籍

「これが決め手!毛髪再生法」 著者:松本 康夫