私たちは毎日、生活していて毛髪のことを考えたことがあるだろうか。
ハゲてしまった人、ハゲかかってている人は洗髪のたびに、また洗髪の時にひどく気を使うが、一般の人はほとんど気にせず、日常を送っている。
それでも、人間の髪の毛が、どのくらいあるのか数えてみた人はおそらくいないと思っていたが、驚いたことにいたのである。
ユーゴラスビアの首都ベオグラードに住む男性だそうだ。彼は友人の頭髪を一本一本数え、全部、数えきるのに74日かかり、数え上げた本数は334,560本もあったいう。
まるで猿の毛づくろいのようだが、これがどこまで信用できるのか分からない。
一般に頭髪の数は十万本と言われている。
そうすると、この数は約3倍強ということだ。となると欧米人の頭髪本数は日本人より多いとはいえ、スゴイ多毛症ということになる。頭髪の数は十万本と覚えていれば、よいと言える。
さて、それでは毛髪はなんのためにあるのだろう。
頭髪、体毛の総数は全身でおよそ、130万~150万本であると言われている。これは皮膚の一平方センチあたりの毛数と表面積を掛けて出した数値であると医学的確実性があるわけではない。
人間の体にある毛髪の効用はいろいろある。
ピテカントロップス、ネアンデルタール人、北京原人など全身、毛におおわれていた。
原人と言われた人種が生きた時代は、氷河期であり寒冷から身を守るために体毛が発達したのだう。
人間が進化し、地球が温暖にあんるにしたがって体毛は退化し、そのかわりに衣服をまとうようになった。
頭髪は酷暑酷寒つまり高温、寒冷から頭蓋を守る役目として残ったという。
つまり、酷暑、寒冷の保護のためなのである。
その他、衝撃、摩擦からの保護。
それに、感覚をつかさどることに重要な意味を持っている。焼いても切っても痛くもないが、毛髪は微妙な感触をもっている。
また、毛髪は第二次性徴をしめす、よりどころになっている。
思春期になると男子は、ひげ、すね毛、恥毛、腋毛、女性では、腋毛、恥毛などが特徴的である。
とにかく、原始人とくらべると、現代人の体毛は第二次性徴をあらわすことが役目のようになった。それに頭髪は人間にとって最も重要な器官である脳をかこむ頭蓋を保護する大切な役割をずっともち続けている。
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参考書籍
「これが決め手!毛髪再生法」 著者:松本 康夫