当社が開発した人工毛と植毛装置および植毛方法の技術力は、 数十年にわたり、世界中で愛されております。
ニドーの毛髪インプラントは、あらかじめその人に合った髪のカール、長さ、質感、色合いを調整した上で、無菌パックから取り出した人工毛を1本ずつ頭皮に植えつけていきます。
専用の植毛装置は、通常の注射針よりずっと細い0.3mm径を使用しますので、痛みはほとんどありませんが、念のため事前に麻酔をいたします。
自毛植毛とは違って本格的な手術を必要としないため、施術後は包帯もせずに、その日から通常生活に復帰できます。
本体の先端に装填します。
本体を頭皮にあて、針を挿入して人工毛を植えます。
人工毛を頭皮内に残し針のみを本体に収納して完成します。
毛髪インプラントで使用される素材はいろいろありますが、ニドーではポリエステル系高分子樹脂を使用。安全性と定着率を考慮し、研究を重ねてたどりついたのが、この素材なのです。
この素材を使うことで、自然毛のような感覚で洗髪・整髪ができたり、シャワーや水泳もできるようになりました。
他社の人工毛の毛根部が結ばれた状態(ノット)であるのに対し、ニドー人工毛の毛根部は唯一結ばれておらず、アルファ(α)型に電子融着されています。
これにより、施術後、頭皮内組織がこのアルファ型毛根部を貫通し人工毛を定着させます。
人工毛は簡単には抜けにくくなってますが、絶対に抜けないのも問題があるのです。
ニドー人工毛は、抜く必要がある場合は自然毛のほぼ2倍の150g以上の力で引っ張ると融着部の交点が外れ、頭皮内組織を痛めることなく1本の糸として完全に抜くことができるのが特徴です。
万が一、植毛部が炎症を起こした場合、毛根部がノット式の人工毛の場合は毛根部が頭皮内に残り、炎症が治癒しにくいという欠点があります。そこで、いざというときには抜ける電子融着のα型が生まれたのです。
ニドー人工毛 | 人毛 | |
破断強度*1 | 350g | 170g |
強制抜去強度*2 | 150g | 75g |
耐熱温度 | 240℃ | 120℃ |
伸率 | 40% | 20% |
*1 断強度:髪を引っ張り切れるまでの強さ
*2 強制抜去強度:髪を引っ張り、頭皮から抜けるまでの強さ
人工毛は医療機器と同じですので、衛生管理は徹底しなければなりません。
ニドーの自社工場は、医療機器を製造する工場と同一レベルの衛生管理基準に保たれています。
工場は、医療機器の国際品質規格であるISO13485の認証を取得しています。
各製造工程は、空気清浄度がハイレベルに維持されたクリーンルームになっています。
製造を担当する各スタッフは、入室の際は半導体工場と同様にエアシャワーで衣服に付着したほこり、毛髪等を取り除き、菌を持ち込まないようミスト化した消毒液で手指を十分に消毒してから作業にあたっています。
常に清潔・安全な製品を製造していますので、安心してご使用いただけます。
ニドー式毛髪インプラントは、自毛植毛とは違い本格的な手術を必要としないため、施術後は包帯もせず、その日から通常生活に復帰できます。
これを可能にしたのが、一般的な注射針より細い直径0.3 mmという極細の針を搭載した植毛装置です。
0.3mmという針の太さは、世界でもっとも細い植毛針で、頭皮の傷を最少限に抑え、しかも電子線照射により完全滅菌されたディスポーザブル(使い捨て)針です。
ニドーの毛髪インプラントを行う時に使う植毛針には、ニドーが独自に開発した特許技術である「自動深度調節機能」を装備しています。この機能が、頭皮に挿入した際に帽状腱膜を探しあてると自動的に停止し植毛を完成させます。
これにより、常に一定の深度で安全に植毛することが可能となり、定着率の向上にも寄与しています。