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ちょっと一言
2017/02/10

「薄毛に悩む人」が誤解している髪のケア

m.funaki
ニドーブログ
リーブ21が行った「頭髪に関する悩み度調査」によりますと、脱毛が進行している人は日本国内で推定約4200万人(2013年発表)。日本人の成人の人口は約9800万人ですから、2人に1人は薄毛になっているともいえるのです。まだ薄毛になっていない方も「自分は大丈夫」と安心して髪をいたわらないと危険です。
『世界一簡単な髪が増える方法』の著者であり、育毛専門ヘッドスパ「PULA(プーラ)」で代表を務める辻敦哉さんは、「薄毛対策で真っ先に考えるべきは、育毛剤でも遺伝でもなく、髪や頭皮の毒素を防ぎ除去すること」と指摘します。

 

まずは毒素の除去を考えよう

私はこれまで2万人近くの方の頭部を見てきました。お客様のお話を伺ってきて思ったのは、薄毛を促進してしまう行動が多いことです。しかも、育毛に良かれと思ってやられていることの多くが、逆に薄毛を招いています。薄毛対策でまず大事なのは、毒素を除去することです。せっせと育毛剤を振りかける方も多いのですが、毒素がある限りは解決には至りませんし、毒素を消すだけでも髪が生えてくることも多いのです。

髪にとって毒になるのは、紫外線、塩素のほか、頭皮の乾燥、血行不良、合成洗剤のシャンプー、リンス、栄養不足、眼精疲労などです。薄毛対策とは、これらを除去することから始まるのです。「父も祖父もハゲているから、自分は諦めている」と言う方も多いのですが、遺伝は薄毛の原因のごく一部です。毒素の除去によって、薄毛予防はいくらでもできます。

実は毒素除去は、誰でもすぐに簡単にできることばかりなのです。たとえば、シャワーの水温を変えるだけでも薄毛対策に大きくつながります。

シャワーを浴びる時、40℃以上に設定する方が目立ちます。「皮脂をしっかりと洗い流すために、熱めのお湯を使っているし、すっきりするから」とおっしゃいます。しかし、育毛を考えると37~39℃がベストです。熱すぎると過剰に皮脂を奪って頭皮が乾燥しますし、低すぎると汚れた皮脂がたくさん残ってしまうからです。水温を変えるだけだから、とても簡単です。塩素も髪にとっては毒素となりますが、この塩素をブロックするフィルターをシャワーヘッドに設置するだけでも十分に薄毛対策になります。

薄毛対策で皮脂の除去にいそしむ人が多いのですが、これは適量を残すべきです。薄毛の原因となる頭皮の乾燥を、皮脂が守ってくれるからです。また、皮脂を除去すると、頭皮が皮脂をまた作り出すため、肝心の育毛に使う栄養が不足してしまうのです。

 

ノンシリコンシャンプーは要注意

ノンシリコンシャンプーも人気がありますが、実は要注意です。シリコンは髪をコーティングする成分なのでないほうがいいのですが、「ノンシリコン」を強調する一方で悪い成分を使うシャンプーがかなりあるからです。

シリコンよりも、髪や頭皮に悪影響を及ぼす洗浄成分のほうをしっかりとチェックしてください。合成の界面活性剤でしたら、避けるべきです。合成の界面活性剤は安くて泡立ちがいいので人気がありますが、皮脂を根こそぎ洗い落してしまいます。天然素材のアミノ酸使用のものを選びましょう。

簡単に洗浄成分を見分ける方法は、「シャンプーが透き通っているか、いないか」です。アミノ酸使用のシャンプーは透き通ったものが多く、合成の界面活性剤使用のシャンプーは濁ったものが目立ちます。

なお、シャンプーを使わずお湯だけで洗う「湯シャン」が流行ったことがありますが、湯シャンだけでは頭皮の汚れは残ってしまうのでお勧めできません。

実は市販の育毛剤には、髪や頭皮をかえって傷めてしまうものもあります。エタノールをはじめとしたアルコールが多いものは刺激が強すぎるので、使わないようにしましょう。アルコールが使われるのは、殺菌作用によって品質保持をする、水と混ざりにくい成分を溶かしやすくするといった理由によります。どうしても使いたい場合は、「エタノール」などアルコール成分の表示がなるべく後ろの方にあるものを選びましょう。

男性は、あえて女性用を使うのもお勧めです。というのは、男性はスーッとする清涼感が好きなので、男性用育毛剤にはアルコールが多めに配合されがちだからです。

 

その髪の洗い方、髪と頭皮を傷つけています

髪を洗いすぎると薄毛になると信じて、2日に1回だけ洗う方も多いようです。しかし、シャンプーの正しい方法は、1日に2度洗い。

1度目は、皮脂、汗、ほこりなどのその日の汚れを落とすために行います。2度目で毛穴にたまった汚れをしっかり落としつつ、頭皮の血行をよくするマッサージをするのです。なお、シャンプーの前に、しっかりとお湯で流すことが大事です。こうすることで1度目のシャンプーの泡立ちがよくなるので、泡が行き渡りやすくなります。頭皮全体をなでて、泡を頭皮におしつけるくらいで済むのです。逆に爪で強くこする方が目立ちますが、頭皮を傷めるのでやめましょう。

2度目は、両手のひらのくぼみと指の腹を使い、耳の上の頭皮を頭のてっぺんに向かって5回ほど押し上げます。こうすることで重力によって引っ張られて硬くなった頭皮をほぐし、縮んだ毛穴を広げて毛穴内の汚れを除去できるのです。天頂部は、手のひらで顔を洗うように優しく洗えばOKです。

シャンプーの洗い流し方もポイントがあり、男女で異なります。ほとんどの男性は、うつむいて後頭部から洗い流します。逆に女性は上を向いて、額からシャワーのお湯を浴びることが多いはずです。そのため、男性は生え際(前頭部)、女性は首の付け根部分に洗い流しが蓄積されがちです。ここをしっかりと洗い流しましょう。

 

ライヤーは使わない

頭皮が濡れたままだと不潔になり、薄毛を招きます。かといってドライヤーを使うのは早計です。なるべく使わないのが正解。というのは、頭皮の乾燥を招くからです。

人間の体温だけでも髪はかなり乾きますから、タオルを軽くポンポンと当てる「タオルドライ」で十分です。ロングヘアーでも、髪をタオルで包むようにして軽くたたけばいいでしょう。タオルドライだけで、男性なら15分、長髪の女性でも80分ほどで乾くはずです。

参照サイト

東京経済On Line:http://toyokeizai.net/articles/-/137665