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健康特集
2016/12/28

朝食を抜くとかえって太りやすいって、本当?

m.funaki
ニドーブログ

本当です。
1食抜いた分、摂取エネルギー量が減るのだから太らないはず、と思いたくなるでしょう。しかし、体のメカニズムはそれほど単純ではありません。特に朝食を抜いた場合は、体内時計の乱れなどから、肥満につながってしまいます。

若い世代に多い朝食抜きは、肥満が起こりやすい

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」を見ると、朝食抜きは若い世代に目立ちます。男女とも20歳代の割合が最も高く、平成26年の調査結果では20歳代男性の37.0%、同女性の23.5%が朝食を欠食(食事をしていないだけでなく、錠剤や栄養ドリンクでの栄養素の補給、菓子、果物、乳製品、嗜好飲料などのみの飲食も含む)しています。

朝食抜きが肥満につながる理由はいくつか指摘されているので、朝食をとらない人はとる人の5倍も肥満になりやすい*、という米国での指摘があることをまずは頭に入れておいてください。

昼食や夕食のドカ食いで体脂肪がたまり、筋肉が減り、消費エネルギー量が低下

朝食をとらないと前夜の夕食から次の食事までの時間が長くなり、血糖が低下します。これを補おうと昼食や夕食では、ついついたくさん食べることになりがち。そうすると血糖は急激に多くなり、糖を脂肪として取り込む働きのあるインスリンが過剰に分泌され、体脂肪がたまっていきます。

また、朝食抜きで血糖が低下すると、脳のエネルギー源であるブドウ糖を確保するため、筋肉を取り崩してブドウ糖を作る働きが起こります。このため、本来なら多くのエネルギーを消費するはずの筋肉が減少し、安静時のエネルギー消費が低下します。また、活動するための体力も低下するので、朝食抜きはむしろ肥満に結びついてしまいます。

一方、朝食をきちんととると、それを消化・吸収するためエネルギー代謝が活発になります。食事をとったあとに体がポッポと温かくなった経験はありませんか。この現象を食事誘発性熱産生(DIT)といい、まさにエネルギー代謝が活発になっているしるし。

DITが高ければ太りにくいのですが、朝食抜きや不規則な食事時間だとDITが低いといわれています。

他にも、朝食抜きで脳出血リスク3割増に!

空腹ストレスで血圧上昇

朝食を抜くことが多い人は、毎日食べる人に比べて脳出血のリスクが3割以上高まるとの調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームが発表しました。

8県の男女約8万人(45~74歳)を平均で約13年間追跡しました。その間、脳卒中脳梗塞(こうそく)、脳出血、くも膜下出血)を発症した3772人と、虚血性心疾患(心筋梗塞、急性心臓死)を発症した870人について、朝食との関連を調べました。

 朝食を「毎日食べる」から「週に0~2回」まで4段階に分類。「毎日」を基準とした場合、「週に0~2回」は脳出血を起こすリスクが1・36倍、脳卒中全体では1・18倍高かったです。心疾患では有意差は見られなかったといいます。

 チームによると、朝食を抜くと空腹によるストレスなどで血圧が上がることが知られています。高血圧は脳出血の大きな要因で、中でも早朝の血圧上昇がリスクを高めるといいます。解析をした磯博康・大阪大教授(公衆衛生学)は「そうした背景が脳卒中を引き起こす原因につながっている可能性がある」と指摘します。(石塚広志)

 

まとめ

朝食を抜くことで、肥満になりやすい体質を作り、しかもストレスで血圧も上昇し、脳出血のリスクを高めることもあります。

まず朝食をしっかりとることが健康の第一歩です!

 

 

健康サポート:http://kenkousupport.kyoukaikenpo.or.jp/support/index.html

朝日新聞:http://www.asahi.com/articles/ASJ244GTVJ24ULBJ004.html