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健康特集
2016/10/28

驚異の万能薬!?クコの実の驚くべき力!

m.funaki
ニドーブログ

古くから滋養強壮として活用されたクコ

乾燥したクコの実。中華料理の食材売り場や、ドライフルーツのコーナーなどで手軽に買うことができます。

クコは、中医学では古くから滋養強壮や、目の疲れを回復する薬として使われ、葉(クコヨウ=枸杞葉)、実を(クコシ=枸杞子)、根皮を(ジコッピ=地骨皮)と呼ばれます。日本ではアサイーが有名ですが、クコの実も「ゴジベリー」と呼ばれアサイー同様に「スーパーフルーツ」として世界中で注目されています。

日本でも平安時代から不老長寿の薬として伝えられ、クコ酒やクコ茶など民間療法として使用されてきました。厚生労働省は、葉と実は、非医薬品、根皮は医薬品として区分しています。

以前から健康によいと何度かブームを呼び、家庭栽培されたものが街や野原に広がったそうです。

クコには、どのような栄養成分が含まれているのでしょうか。「健康食品」の安全性・有効性や、健康食品素材の科学的実証データのサイトでは、クコの実には、ゼアキサンチンというカロテノイドという色素成分や、甘味に関わるアミノ酸のベタイン、ビタミンB1、ビタミンB2、リノレン酸、多種類のミネラル、微量元素が含まれている」と記載されています。

漢方などでも目の疲労に役立つとされていますが、クコの実には含まれるゼアキサンチンは、目の網膜中心部に存在することが知られており、近年科学的にもクコの実がゼアキサンチンの有用な供給源と見られ、研究がすすめられています。

また近年メディアでも取り上げられたように、欧米では栄養価が高く、また抗酸化力が高いスーパーフルーツの一つとして人気のようで、L-アスコルビン酸2-β-グルコシド(AA-2βG)という強い抗酸化成分が高濃度に含まれていることなどがわかっています。

 

クコの実/ゴジベリーの主な効果

【老化防止・美肌作りに】

クコの実の栄養成分として注目したいのはオレンジの500倍と言われるビタミンC、ポリフェノール類(ルチン・タンニンなど)、カロテノイド類(β-カロテン・リコピン、ルテイン、ゼアキサンチンなど)など強い抗酸化力を持つ成分が豊富に含まれているということ。体が酸化(サビつく)のを防いでくれるわけですから、生活習慣病の予防改善から、老化や肌トラブル(シミ・シワ・たるみなど)のアンチエイジングに有効です。

またクコの実に含まれるビタミンCやタンニンなどシミの原因メラニン色素を生成する「チロシナーゼ」という酵素の働きを抑制しメラニン色素の生成・沈着を抑制するとされています。ビタミンCはコラーゲンの生成の原料となりますし、クコの実にはコラーゲンを構成する「ヒドロキシプロリン」を合成する働き(コラーゲン生成促進効果)があることも分かっています。

さらにクコの実のエキスにはコラゲナーゼ活性阻害作用があることが報告され、体内のコラーゲンを守るという働きも期待されており、生成促進と減少防止ダブルの機能でシミやシワ、たるみなど肌の悩みを解決してくれる美容食材としてますます注目が高まっています。

【冷え解消・代謝アップ】

老化防止や美肌効果以外にもクコの実の嬉しい効果として、クコの実に含まれるルチン・ヘスペリジンなどビタミンPと呼ばれるビタミン様物質の働きで血流を促すことで、血行不良の改善により冷え性や肩こり、むくみなどの改善にも役立ちます。鉄分も含んでいるので貧血の予防改善効果や、巡りが悪いだけでなく血液自体の不足から起こる冷え・めまいなどの改善にも効果が期待できるでしょう。

またクコの実には糖質の代謝を促進するビタミンB1や脂肪の燃焼を促進するビタミンB2、脂肪の蓄積を防ぐベタインが含まれており、アミノ酸(アルギニン酸やグルタミン酸、アスパラギン酸など)や、フィリイエンなどのアルカロイドによって疲労回復や代謝促進効果が期待できます。
糖質や脂質などのエネルギー転換促進(代謝向上)と血行促進効果によりダイエットのサポートととしても役立ってくれるでしょう。

【女性のホルモンバランス不調に】

クコの実に含まれる植物ステロールのβ-シトステロールという成分はコレステロールの吸収阻害以外にホルモンの働きに関わる作用を持ち、女性のPMS(月経前症候群)、更年期症状の予防や緩和に効果的であるとの報告もありますから、ホルモンバランスの乱れによる女性の不調の改善にもクコの実は一役買ってくれそうです。

【薄毛改善】

βシトステロールがホルモンの働きに関わる作用を持つことから女性のPMS(月経前症候群)や更年期症状の予防だけでなく、男性の薄毛、前立腺肥大の予防改善炎症を抑えるためにも有効であるとの報告が多数あります。

【現代人の目の疲れに】

クコの実は「飲む目薬」と言われるほど目に優しい食材でもあり、β-カロテンやゼアキサンチンなど豊富なカロテノイドの働きで視力低下や白内障、緑内障などの予防に効果的です。ゼアキサンチンには目の網膜を保護する働きも認められています。
他にもクコの実には胃の負担を減らす、感染症の予防などの健康効果もありますよ。

クコの実が効果を発揮する「お悩み」

  • 美肌効果・美白効果
  • 老化防止(エイジングケア)
  • 血行促進(冷え性の改善)
  • ホルモンバランスを整える
  • 滋養強壮・疲労回復
  • ダイエット
  • 疲労回復
  • 薄毛予防・改善(脱毛症予防・育毛)
  • 疲れ目(眼精疲労)の緩和

 

あくまで、これらの報告はエキスによるものですし、「健康食品」の有効性・安全性情報では、ヒトに対する信頼性のある情報はいまだないとしており、食品としてのクコの実の作用が確立されたものではありません。クコの実に含まれる栄養成分と、その有効性については、研究が進められているところです。

クコの実と薬、ハーブとの食べ合わせに注意

くこのみ,クコの実

お粥やスンドゥブチゲなどの彩りに、また甘味も加わりおいしいクコの実

どんなに健康によいとされるものでも、偏った食べ方はいけませんし、食べる際には、食べ合わせなどを注意しなければならない場合があります。

「健康食品」の安全性・有効性情報などのサイトでは、クコの実について、「適切に経口摂取した場合、安全性が示されているが、妊娠中・授乳中の経口摂取は恐らく危険であるため使用は避けるべきである」 としています。

また「ワルファリンと併用すると、また同様に抗凝固作用があるハーブ・サプリメントと併用しても出血傾向が高まる可能性がある」と記載されています。

食事の中でおいしく、彩りに活用

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戻したクコの実をきんとんの飾りに添えると、彩りもよくなります。

クコの実は、スーパーの中華料理の材料売り場、またドライフルーツやナッツ売り場などでも、手軽に買うことができます。

クコの実を養生食として使う場合には、ホワイトリカーと砂糖とともにつけるクコ酒や、クコ茶などとして使う方法もありますが、日常の中でお料理に使うのもよいでしょう。

クコの実は、赤い色がかわいらしく彩りに添えると映えますし、甘味があり誰でも食べやすいので、ガイドはスタンダードなお粥はもちろん、焼売にのせたり、辛みのあるスンドゥブチゲや、ナムルなどに添えたり、またお正月のきんとんなどにのせたりして使います。

薬草事典等には、「クコの実は、日々の食卓に活用し、連用してそのよさがわかる」とあり、やはり薬のように食べてすぐ効くというものではないのだと思います。偏った食べ方はせずに、幅広い食品からバランスよく食べる上で、うまく活用するようにしましょう。

参考サイト

SlowBeatuy「コクの実/ゴジベリーの効果」:http://www.slow-beauty.net/post-554/

AllAbout「紫外線の多い時期に!コクの実の栄養成分と注意点:https://allabout.co.jp/gm/gc/442938/

健美ステーション「コクの実/コジベリー」:http://kenbi-station.com/956.html